防犯カメラの用語集

カメラの種類

ボックス型カメラ

ボックス型カメラ

主に屋内で使用されるカメラです。
レンズは、用途に応じて別売となっている製品が多いです。
パン(水平移動)、チルト(垂直移動)、ズーム(遠近調整)はできません(※例外あり)。
カメラ上下いずれかのネジ穴を使用して、設置場所に応じた取付金具を使用して取付けます。
屋外で使用する場合は、屋外用ハウジングを使用して取付けます。

バレット型カメラ(ハウジング一体型カメラ)

バレット型カメラ(ハウジング一体型カメラ)

屋外でも使用できるカメラです(※例外あり)。
レンズは、組込済みで交換できません。
パン(水平移動)、チルト(垂直移動)、ズーム(遠近調整)はできません(※例外あり)。
取付金具とハウジングが一体化しているため、シンプルです。

ドーム型カメラ

ドーム型カメラ

主に屋内で使用されるカメラです。
レンズは、組込済みで交換できません(※例外あり)。
パン(水平移動)、チルト(垂直移動)、ズーム(遠近調整)はできません(※例外あり)。
一般的に取り付けは、天井となります。壁面取付対応製品もあります。
屋外使用対応製品の多くは【バンダルプルーフ】となり、耐衝撃性にも優れます。

PTZカメラ(スピードドームカメラ)

PTZカメラ(スピードドームカメラ)

屋外で使用される製品は、ハウジングに内蔵されています。
レンズは、組み込み済みで交換できません(※例外あり)。
パン(水平移動)、チルト(垂直移動)、ズーム(遠近調整)が可能です。
アナログ方式の場合は、コントローラーが別途必要です。

全方位カメラ(360度カメラ)

全方位カメラ(360度カメラ)

一台のカメラで全方位(360度)の映像が見られます。
レコーダー等の機能で通常映像に戻せます。
一台のカメラで最大4台のカメラ分をカバーすることも可能です。

レンズの種類

固定焦点レンズ

比較的リーズナブルな価格帯の製品に多い傾向にあります。
被写体までの距離・画角が固定式なので映像は設置位置に依存します。

バリフォーカルレンズ

簡易型ズームレンズといってもよいでしょう。
被写体までの距離・画角により調整可能なので、設置の自由度は高くなります。
ただし、調整はレンズ本体にて行う必要があるため、距離・画角の変更は運用時できません。

電動ズームレンズ

距離・画角の変更が可能なレンズです。
多くの場合、オートフォーカス(自動焦点)機能により、ピントが自動で合うようになります。
アナログ方式の場合は、コントローラーが別途必要です。

カメラの付加機能

赤外線照明(IR LED)

暗くなると赤外線照明を点灯し、白黒映像になりますが夜間撮影を可能にする機能です。
おおよそ、月明り・ろうそくの灯り程度の光量があれば、撮影可能といわれています。

ワイドダイナミックレンジ(WDR)

逆光補正ともいいます。
店舗内から入口にカメラを向けて設置した際、来客者の顔が逆光になり真っ黒くなったり、西日で明るすぎて白飛びする映像を補正し、見やすくする機能です。

フリッカレス

蛍光灯の照明が当たる場所に設置したカメラがチラつく現象をフリッカといいます。
フリッカは、電源周波数(50Hz)の東日本地区で発生することがあり、
東日本地区では、蛍光灯は50回/秒点滅し、カメラが60回/秒でシャッターが動いています。
この1秒間に10回の点滅とシャッターの動きの差でフリッカが発生します。
このフリッカを軽減する機能がフリッカレスです。

IP66

防塵・防水性能を示す『JIS規格』です。
IPの後の1桁目【6】⇒粉塵が内部に侵入しない
IPの後の2桁目【6】⇒あらゆる方向からの強い噴流に対し、有害な影響を受けない
以上のようになっており、屋外で使用可能であることを示す指標になります。

カメラの性能

解像度

 4:316:9画素数 
QVGA320×240320×1807.68万画素ワンセグ
VGA640×480640×36031.1万画素 
D1720×480720×48034.6万画素DVD
960H960×48046.0万画素 
SVGA800×60048.0万画素 
XGA1024×76878.6万画素 
HD1280×72092.2万画素HDTV
Quad-VGA1280×960122.9万画素 
Full-HD1920×1080207.4万画素 
3M 2048×1536315.0万画素 
5M 2592×1944503.9万画素 

コマ数と動画

防犯カメラの映像(動画)は、上記解像度の静止画を言うならば『パラパラ漫画』状態にして、連続して表示しています。

このパラパラ漫画の枚数のことを『コマ数』といいます。
コマ数はFPS(Frames Per Second)またはIPS(Image Per Second)という単位で表現します。
1秒間に何枚のフレームまたはイメージを使ったコマ数にするかということです。
コマ数が多いほど滑らかな映像になりますが、少なければHDDの容量を節約できます。

一般的な防犯カメラの映像としてイメージする『TVで見た、防犯カメラの映像』の場合、アナログカメラ『28万画素』、 3FPS『1秒間のコマ数3』の条件では「対象人物は判るが表情までは…」「カクカクした映像になっている」ような感じになります。

高解像度で高FPSで映像を記録すると『きれいで滑らかな映像』となりますが、HDDの容量をたくさん必要とします。
防犯カメラの記録では、それぞれのバランスを考えて適切な設定にする必要があります。

【参考】コマ数

0510153060
防犯カメラDVD/TVBD/HDTV
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